宮田莉朋、F2デビュー戦スプリントは入賞まであと一歩9位、スタート出遅れが響くも巻き返しを見せる…レースはマローニが初優勝|F2
現地時間3月1日、F2開幕戦バーレーンのレース1(スプリントレース)が行われた。 前日の予選ではクッシュ・マイニがトップタイムだったが、車両規定の失格によりタイム抹消。予選11番手のジャック・クロフォードが繰り上がり&リバースグリッドにより、レース1のトップスタートとなった。ロダンの宮田莉朋は6番グリッドからのレース1開始となる。 スターティンググリッドに並んでブラックアウトとなるも、宮田は蹴り出しが良くなく、スタートで大きく遅れる状況に。 レースはクロフォード、ビクトール・マルタンス、ザック・オサリバンの順で2周目に入った。宮田は18番手までポジションを落とし、コントロールラインに戻ってきている。 すると2周目に入って間もなく、アマウリー・コルディールがコース脇でストップしたことにより、レースはバーチャルセーフティーカーとなった。 3/23周目からグリーンフラッグとなり、今季は再開周からすぐさまDRSオープンに。各所でバトルが展開された。宮田も15番手に浮上し、ここからは前のリチャード・フェシュフォーを追う。 宮田の僚友であるロダンのゼイン・マローニはトップ争いに加わり、8/23周目にはクロフォードを抜いてトップに立つ。ここから2番手との差を少しずつ離していった。 中団の宮田も少しずつポジションを上げ、13/23周目にはフェシュフォーを抜いて11番手まで浮上している。16周目にはガブリエウ・ボルトレートを抜いて9番手まで上がり、ポイント圏内まであと一つとなった。 20/23周目に入ると、6番手マルタンスから11番手フェシュフォーまでがトレイン状態となる。だがターン4で後ろのボルトレートに抜かれ、一時P10に下げてしまった。この後、タイヤの消耗したマルタンスに塞がれる形で宮田は進路が阻まれ、ポジションアップを逸するシーンも。 結局レースは宮田の僚友マローニが後続を5.5秒突き放して今季最初のレースを制し、F2でのキャリア初優勝を果たしている。2位クロフォード、3位ペペ・マルティまでが表彰台となった。 4位イザク・アジャ、5位アーロン、6位ボルトレート、7位オサリバン、8位デニス・ハウガーまでが入賞となった。宮田はハウガーと0.458秒差で9位フィニッシュ。 デビュー戦ポイントをあと一歩で逸した宮田だったが、それでもスタート時の出遅れから巻き返し、終盤には混戦模様で進路を塞がれる不運もあったが、十分に競争力があるところを示している。 土曜日のレース2で宮田は5番グリッドからレース開始となる見通し。フィーチャーレースでしっかり優勝争いに絡みたいところだ。
F2バーレーン・レース1結果
1/ゼイン・マローニ 2/ジャック・クロフォード 3/ペペ・マルティ 4/イザク・アジャ 5/ポール・アーロン 6/ガブリエウ・ボルトレート 7/ザック・オサリバン 8/デニス・ハウガー 9/宮田莉朋