北日本で雪下ろし中の死亡相次ぐ…北海道と青森県で
北日本で4日、大雪に見舞われ、雪下ろしの転落死亡事故が相次いだ。気象庁によると、青森市で積雪深が例年の3倍超の131センチを記録するなど、青森県や秋田県などで大雪となった。 【図】一目でわかる…関東地方に雪が降る仕組み
4日午前10時55分頃、青森県板柳町深味の用水路で、近くに住む農業男性(75)が水没しているのを家族が見つけた。町内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。死因は溺死だった。
弘前署によると、男性は午前8時半頃から、自宅敷地内にある小屋の屋根の雪下ろしをしていた。ヘルメットや命綱はつけていなかったといい、誤って転落したとみられる。
北海道美深町の光願寺では4日午後2時40分頃、本殿の屋根の雪下ろしをしていた住職(80)が転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。名寄署によると、住職は1人で雪下ろし作業をしていたという。