空から安全守る 富山・小矢部でヘリフェス開幕
「ヘリコプター&防災・防犯フェスティバル2024」は24日、富山県小矢部市のクロスランドおやべで始まった。能登半島地震で防災の重要性が高まる中、県民の安全安心を守る警察や消防、自衛隊などのヘリコプターが集い、約7千人が雄姿に見入った。25日まで。 県警ヘリ「つるぎ」や県消防防災ヘリ「とやま」、航空自衛隊ヘリ、県ドクターヘリに、民間機を加えた13機が次々飛来し、屋外の広場で展示された。 「つるぎ」と「とやま」は、それぞれ救助訓練を行った。高さ118メートルのクロスランドタワーの前で、ヘリから乗組員がワイヤで降下し、地上にいる人を助ける流れを実演した。富山市山室小学校1年の島崎新大(あらた)さんは「機体も隊員さんもかっこいい。たくさん写真を撮りたい」と話した。 このほか、消防車やパトカー、陸上自衛隊の車両、国土交通省の地震を体感できる装置などが並んだ。民間ヘリに乗る遊覧飛行では、来場者が小矢部市の上空からの眺めを楽しんだ。能登半島地震に関する北日本新聞の記事のパネル展や飲食コーナーもにぎわった。
イベントはヘリの役割を伝え、防災・防犯意識を高めてもらおうと、クロスランドおやべが開いた。北日本新聞社特別協力。25日は午前10時~午後4時、入場無料(タワーなどの有料施設を除く)。