【競輪】パリ五輪代表の中野慎詞と太田りゆが優勝~函館・報知杯
報知新聞社杯をかけたFI函館競輪決勝は30日、第12Rで行われ、パリ五輪代表の中野慎詞(25)=岩手・121期=が最終ホーム前から仕掛け、一気に前団をのみ込むまくりで完全V。昨年12月のG2「ヤンググランプリ」以来の競輪競走で優勝を飾った。S級通算6度目。2着は中野をマークした守沢太志、3着は長島大介だった。 中野慎詞「久々の競輪の実戦だったので、レース勘がどうなのかとか、緊張しました。守沢さんからいろいろアドバイスを受けながらの3日間でした。警戒されるレースはこれからもあると思うし、戦術とか走りを煮詰めて頑張っていきたいと思います。この流れを次の四日市、競輪祭につなげていきたいです」 11Rのガールズ決勝はパリ五輪代表の太田りゆ(30)=埼玉・112期=が、最終ホーム前6番手から一気に仕掛け、そのまま後続を大きく離してゴール。川崎、宇都宮に続き今年3度目、通算24度目の優勝を飾った。2着は刈込奈那を追走した豊岡英子、3着は当銘沙恵美だった。中野の次回出走予定は11月7日からのG3四日市、太田は同4日からの松阪。 太田りゆ「初日、2日目より仕掛けが早くなったのは刈込さんがいたから。自力選手が1車増えることを考えて、確実な方法を取った。ハードだったけど必ず勝てる戦い方だった。勝ち続けなければいけない立場の選手の気持ちがわかった。次は松阪、そして競輪祭。何とか優勝してグランプリに出たいです」
報知新聞社