「柔道が嫌になっていったんです」パリ五輪金メダル・角田夏実がいま明かす“引退”がよぎるほどの挫折「こんな柔道をしているくらいなら…」《NumberTV》
こんな柔道をしているならやらない方が…
周囲の期待に応えたいという気持ちが、過度に働いた結果だった。 「練習も、いつもなら駆け引きを楽しんだり、投げたり投げられたりしていたんですけど、どうしても“投げられちゃいけない” というように、必要以上に強く見せなければと型にはめていました。そのうち、どういう柔道をしていいのか分からなくなってしまったんです。楽しく柔道ができなくなったら私の柔道ではないし、こんな柔道をしているくらいならやらない方がいいんじゃないかと思うようになっていました」 '17年12月のグランドスラム東京、ワールドマスターズはともに7位と惨敗。迷いが結果にも影響し、「試合で負けるとまた練習も楽しくなくなってしまい、練習が楽しくないから試合でも勝てない」と悪循環に陥っていた。
(「Number Ex」石井宏美 = 文)
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