台湾のジャズアーティスト、スウェーデンで現地バンドと共演 台湾の民謡も披露
(ストックホルム中央社)台湾のジャズアーティスト4人が先月下旬、スウェーデン南部の2都市で行われた現地ジャズバンド「Musicmusicmusic」(MMM)のライブ3公演にゲストとして参加し、共演した。プログラムには台湾の民謡や歌謡曲も取り入れられ、聴衆に新鮮さを届けた。 出演した一人、サックス奏者の楊曉恩さんが2017年に欧州ツアーを行った際にMMMと共演し、互いの音楽を高く評価したのをきっかけに交流が始まった。またMMMはこれまでに台湾でライブツアーを実施した他、台北の野外ジャズイベントにも出演した。 演奏された台湾の曲は、南部・屏東県満州郷の民謡「守牛調」と同県高樹郷の客家民謡「高樹調」、日本統治時代の作曲家、鄧雨賢の歌謡曲「大稻埕進行曲」の3曲。いずれも楊さんがジャズに編曲した。 楊さんの他に、サックスの蘇聖育さん、ビオラの葉棣綺さん、チェロの葉俊麟さんが出演した。 (辜泳秝/編集:田中宏樹)