【ロモン】が若手キス職人に! 注目俳優ロモンに、初ラブコメ主演『ブランディングイン聖水洞 』について聞いた
人が入れ替わるキャラクターづくりは難しいのでは?
――この作品『ブランディングイン聖水洞』の脚本を読んだときのファーストインプレッションは? どんなことを考えましたか? ロモン 魂が入れ替わるという題材と多彩なエピソードが次から次へと現れて、とても面白いなと感じました。主人公の女上司カン・ナオンさんと僕が演じているインターン生のソ・ウノって、全然違うキャラなんですね。ナオンはいつもピリピリしていて冷徹に仕事をこなす気難しい人ですが、ウノはどちらかというと温厚な外交的性格でファイトに溢れている人。そんなキャラがパッと入れ替わっちゃうじゃないですか。そこが魅力的だなとすごく思いました。また、全く違うキャラクターを演じるのは楽しいんじゃないかと思ったし、実際に演じていて楽しいです。 ――とはいえ、全然違うキャラクターを演じるのは、難しくはなかったのですか? ロモン ナオンとウノが入れ替わるので、いろんな意味で相手役の方と意見を合わせるなど調整が必要でした。ナオンを演じるキム・ジウンさんも僕もお互いに最初は大変でしたし、悩みも多かった気がします。なので、撮影の前に、その心配事をクリアにするべく、キム・ジウンさんとお会いして、よく話し合いました。そして約束事を決めたんです。それぞれが演じる魂が入る前のナオンとウノのキャラクターを作り上げる際に、二人のそれぞれの癖や習慣的なものを3つくらい決めましょうと。例えば、悩んでいるときは唇を触る癖があるとか。その約束事を実際にやってみましょうということで撮影に臨みました。現場でそれがどう出るか、お互いに気にしながら、合わせていきましょうと。 ――その約束事がなんなのかは、観てのお楽しみですね。それ以外にもウノを演じる上で自分なりに工夫したところはあるんですか? ロモン キム・ジウンさんとその約束事を決める前は、ウノをどのように演じたらいいかわからずに、とても悩んでしまって。というのも、その前にやった作品『今、私たちの学校は…』や『代理リベンジ』とはガラリと違うキャラクターなんですね。しかも、ウノはすごくエネルギッシュで外交的、ファイトに溢れていて、どういう行動に出るか予測不能。そんなウノの持っているテンションにグッと上げていかなければいけないというのが、自分にとって最初はちょっときつかったという印象がありました。幸いにも監督さんや同僚の俳優の方々、現場の方たちが僕のテンションを上げるために一生懸命、支えてくれたこともあって、無事にウノのテンションを演じることができました。 ――何かご自身でひっそり努力したことはありますか? ロモン 自分でテンションを上げる工夫ですか? 朝、顔を洗うときに鏡を見ながら笑顔で、やるぞ! ファイト! ファイト! ファイト!という感じに気合を入れることからスタートさせました(笑)。 ――もともとのウノと、ナオンの魂が入ったウノ。ロモンさん的にはどちらが好きですか? ロモン ドラマの撮影は、脚本の順番通りにやらない場合も多く、このドラマもそうで、実は最初に撮影したのは魂が入れ替わった後のナオンが入った状態のウノからだったんです。ナオンは、こうと思ったらガンと向かっていく、カリスマ性の強いキャラクター。そして、本当に偉そう(笑)。なので僕の中ではウノというと、ナオンの魂が入ったウノというイメージが強いのですが、それぞれに魅力があって、どちらかを選ぶのはすごく難しい。2人とも大好きです。