Omoinotake(オモイノタケ)のファン有志 紅白初出場を横断幕で祝福 ゆかりのライブハウス掲示 島根県松江市
松江市出身のピアノトリオバンド・Omoinotake(オモイノタケ)が、大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場するのを祝福し、横断幕がメンバーゆかりのライブハウス「松江B1」(松江市寺町)などに掲げられている。島根県内のファン有志が中心となり、交流サイト(SNS)で協力を募って制作し、喜びを幕に込めた。 【曲順】紅白歌合戦、曲順決まる Omoinotake4番目
オモイノタケは上京後の2012年に結成し、活動初期の頃から紅白歌合戦に出場し続けることを目標にしていた。今年1月に配信リリースしたドラマ主題歌「幾億光年」はストリーミング累計3億回再生を突破し、今年を代表する楽曲となり大舞台出場を決めた。 11月中旬の出場発表を受け、県内の女性ファンが横断幕を作り地元で祝福しようと考えた。SNSのダイレクトメッセージ(DM)で県内在住のファンに声をかけ、計4人の女性が準備。SNSで企画を発信し、制作費の支援を一口500円から呼びかけると、1週間たたずに県内外ファン約90人から届いた。 メンバーが10代の頃に通った松江B1と松江市内中原町の楽器店・サウンドエース和田に掲示を依頼し、それぞれを営む和田浩明さん(46)も快諾した。 12月上旬、松江B1の入り口に「祝 Omoinotake 紅白初出場おめでとう!」と書かれた横断幕(縦1・1メートル、横3メートル)を掲げた。ファンの総称である「KUBITTAKE(クビッタケ)」一同と記し、メンバーとともに念願成就を祝した。
サウンドエース和田には店舗玄関に設置。和田さんは「(オモイノタケに)心強い味方がいてくれてうれしい」と、ファンの心意気を喜ぶ。企画を立案した女性は「ファンだけでなく松江市民や観光客にも見てもらい、みんなで応援する雰囲気につながるとうれしい」と話し、紅白当日を心待ちにしている。