【買取相場】中国切手は禁止・焼失の歴史でプレミア価格がつきやすい時代も!
今もまだ多く存在する切手コレクター。中国切手はマニアの中でも、高額で取引されるアイテムです。ものによっては投資的価値があるほど高値で取引されます。大掃除の時期に、家族から見せられることもあるでしょう。 【写真4枚】赤猿、毛沢東関連など 高く売れる中国切手とは? 特に、1966年から中国で始まった文化大革命直後に発行された切手は、存在自体が貴重。国外に持ち出しが禁止されるほど貴重です。 そこで、本記事では「中国切手の買取価格」に着目。着物や中国切手を専門に買取している「福ちゃん」の買取実績を参考に、その価値を確認していきましょう。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
投資的価値で購入する人もいる切手の世界
正式名称「新中国切手」は、中華人民共和国の建国以降に発行された切手を指します。コレクターの中では、希少性が高いものを中心に人気でしたが、中国の景気上昇に伴い、投資的価値で購入する方が増えてきました。 発売直後の1950年から戦争が始まり混乱もある中で、短期間しか販売されていない切手もあり、存在自体が貴重なことが特徴です。 文化大革命時代には、切手収集などの文化を禁止・焼失させてしまった歴史があり、切手の希少性が高まりました。「文革切手」が代わりに登場したその後もしばらく混乱が続き、販売数が少ない状態などが続きました。 文化大革命(1966~1976)以前に作られたものはとても貴重で、国外持ち出しが禁止されているものもあります。
中国切手の魅力とは?
切手には、時代を象徴する絵柄が描かれています。 文化大革命前の中国切手は、政治色が強く反映され、歴史上の有名人物が描かれていることが特徴です。 文化大革命後は、極彩色が使われ、文化・芸術に変わっていきます。 <切手例> ・毛沢東 ・天安門 ・牡丹 ・梅蘭芳舞台芸術 ・オオパンダ ・猿 描かれている絵柄をみれば、発行された時代の歴史が分かることも魅力のひとつではないでしょうか。収集してアルバムにまとめれば、部屋に小さな「歴史絵画展」の出来上がりです。