トランプ氏、バイデン政権の気候変動対策を全面否定へ パリ協定再離脱も 鍵握るマスク氏
■電力不足対策「命題」に
IT産業では、世界的な電力不足への対策が至上命題となっており、経済の浮沈を左右するほど深刻化している。米IT大手各社のトップもトランプ氏との距離を縮めており、1期目のような急進的なエネルギー政策に比べ、態度が軟化する期待もある。
マスク氏は核融合発電などの次世代発電にも関心を示しているといわれる。米中による激しい開発競争の真っただ中にあり、トランプ氏が商機を見いだし、米国企業を支援すれば、結果的に脱炭素が進むこともありうる。(高木克聡)