鎌田大地以外には? クラブとの別れ方が最悪だった選手(7)まさかの「ボイコット」。バルサ移籍を希望し強引な手段に
サッカー日本代表の鎌田大地は、ラツィオとの契約延長交渉がまとまらず、わずか1年でイタリアを去ることに。この結果に、クラウディオ・ロティート会長筆頭にクラブ関係者から不満の声が出ており、日本人選手は良い別れ方ができなかった。今回は、そんな鎌田と同じく、クラブとの別れ方が最悪だった選手を紹介する。
FW:ウスマン・デンベレ(フランス代表) 生年月日:1997年5月17日 所属元:ドルトムント(ドイツ) 移籍先:バルセロナ(スペイン) ウスマン・デンベレはサッカー界きっての問題児として知られており、これまで所属したどのクラブでも何らかの“しこり“を残した形で退団している。特に問題となったのが2017年夏のドルトムントからバルセロナへの移籍騒動だ。 デンベレはスタッド・レンヌで鮮烈なデビューを飾っていた2015/16シーズンも、契約に関して揉めた末に練習を無断欠席するなど、素行不良が問題視されていた。その結果1年でドルトムントに放出となっている。 ドルトムントでも同じように絶大なインパクトを残したが、2017年夏にバルセロナからの関心が伝えられると、移籍を強く希望。代理人のアドバイスを受けて、再び練習参加を拒否する暴挙に出る。何週間に渡って練習に参加しない「ボイコット」を敢行したことでドルトムントに移籍を成立させるようプレッシャーをかけ続け、最終的に1億3500万ユーロ(約189億円)の移籍金でバルセロナ行きが決定した。 このような一方的で身勝手な形での退団劇となれば、古巣のサポーターから嫌われるのは当然だ。今年で退団から7年が経過するが、2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝パリ・サンジェルマン戦では、デンベレがボールを持つ度に盛大なブーイングが発生していた。
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