妻と1歳の娘を殺害後…不倫相手に「大好き」と送った理由とは!?被告人質問で問われ「現実から逃げようと…」
被告人の父親も出廷「一生かけて償ってほしい」
被告人質問が終わると、渡辺被告の父親も出廷し、証人尋問が行われた。 弁護側: 「事件当時を振り返ってどのような影響がありましたか?」 渡辺被告の父: 「住宅設備機器メーカーに45年勤めていたが、解雇された。その3か月後には現在勤めている会社に就職させてもらい、朝と夕方とパートで勤務している。現在は自分の母親と2人暮らしで年金とパートの給料だけで生活している」 弁護側: 「なぜ解雇されたのでしょうか?」 渡辺被告の父: 「事件の2日後に会社から電話がかかってきて、『解雇という形にさせてください』と言われたためです」 弁護側: 「当時、事件のことを聞いたときにはどんな思いでしたか?」 渡辺被告の父: 「なんでこんなことをやるのだろうという気がしてなりませんでした。確かに2020年の正月前に春香さんとケンカして3~4日実家に泊めてくれと言われたこともあって、その時に私には妻がいたが『息子が浮気した』といったようなことは聞いていた」 弁護側: 「2024年4月に渡辺被告から手紙が届いたと思うがどんなことが書いてあった?」 渡辺被告の父: 「事件のこととか、親子の縁を切るだとか書いてありましたが、そんな簡単にできるのかと思ったりしていました」 弁護側: 「その手紙について今はどんなことを思っている?」 渡辺被告の父: 「手紙書くくらいなら、なんでこんな事件を起こしてくれたんだと思っています。まわりのことを考えたりしていないし、自分本位だと思いました」 弁護側: 「事件からある程度時間も経つが、今の気持ちは?」 渡辺被告の父: 「相手の方には申し訳ないと思っている。お辛いと思うがこのようなことになってしまって申し訳ない。謝っても謝りきれない。心苦しく思っています」 弁護側: 「いま渡辺被告に約2年半ぶり会ったと思うが伝えたいことは?」 渡辺被告の父: 「これだけの騒ぎをしたので自分なりに思っていることもあると思うが、しっかりやっていただきたいです。ご遺族にも謝罪したりだとかこれから一生償っていかなきゃいけないし、謝ることはしっかり謝った方がいいと思います」 弁護側: 「今後、渡辺被告とはどのように付き合っていく?」 渡辺被告: 「会える時は会ったり、面会出来る時は面会したいと思うが、自分でもまだ整理がついていなくて自分の中の整理がつくまでは関わりは持ちたくない」 続いて裁判官からも質問が投げかけられた。 裁判官: 「先ほど述べた渡辺被告にしっかりやってほしいとは具体的になにを?」 渡辺被告の父: 「これから刑が決まると思うが、その刑をしっかり全うしてほしい」 証言台に立ち、弁護人や検察、裁判官などからの質問に答える父親の姿をうつむきながら座って聞いていた渡辺被告。 公判は11月12日に結審し、11月22日に判決が言い渡される予定だ。 (NST新潟総合テレビ)
NST新潟総合テレビ
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