SnowManファンもげんなり… ”ライブ祭り”で露呈…札幌ホテル不足問題の”なぜ”
雪が降っている方が観光客が集まると思いきやー 実は札幌、6月から9月ごろにかけての繁忙期と比べて、冬は観光客が半分ほどに減るのです。 そのため、カギとなるのが”暖かい国々”からの外国人観光客です。
(中国・広東省から来た人)「雪を見たことがなくて、これが初めてです」 (ベトナムから来た人)「きょう雪を見られたのはラッキーでうれしい」 (ベトナムから来た人)「また札幌に来たい」 急増しているように見えますが、実は観光客全体に占める割合は1割程度です。 (札幌国際大学 田中洋一郎教授)「冬に魅力を感じて北海道に来ていただけるのは外国人が圧倒的に多いので、外国人への施策が必要。(需要を)底上げする取り組みで投資も生まれるのではないかと思います」
ホテル自体が”目的地”に⁉ 激化する戦略とは
冬の需要の底上げにはホテルの取り組みも重要です。 鉄板で焼き上げるのは北海道・月形産の和牛ステーキ! こちらのホテルでは2024年9月から朝食メニューを一新しました。 ザンギや味噌ラーメンなど道産グルメが充実。
8種類の魚介が用意された海鮮丼コーナーでは、なんとイクラが盛り放題です。 (金澤記者)「新鮮な海鮮の風味が口いっぱいに広がります。自分で好きなだけ盛ったイクラを朝から食べることができるのはとても幸せです」 青森から来た一家は朝からテンションがMAXに! (青森から来た人)「3杯、3杯かけよう」 (青森から来た人)「そんなにかけてもいいの?めっちゃかけるじゃん」 (青森から来た人)「ホームページのイクラが美味しそうだったので。もう1回来られるなら、旅行としてこのホテルに来たい」
このホテルを選んだきっかけは、話題にあがっていた「朝食」。 ホテル自体が旅の目的地になれば、安定した需要につなげることができます。 (ベッセルイン札幌中島公園 藤沢勇作支配人)「北海道に来てよかったなということでリピートにつながるし、魅力を知ってもらうための発信源に我々がなれればなと思います」