広島市の市道陥没事故で被害 福山通運の支店管理棟解体へ 費用は市とJV負担の見通し
広島市西区福島町の市道陥没事故で、福山通運(広島県福山市)は被災した現場近くの広島主管支店の管理棟を解体する方針を固めた。建物の被害が大きく、補修などでは復旧できないと判断した。向かいの市営住宅2棟も広島市が解体の方針を固めており、2025年1月にもそろって着手する。 【発生時の動画】広島市西区の市道陥没、建物傾く 同社などによると、管理棟の解体は市営住宅と同様、陥没事故現場地下の雨水管の整備工事を広島市から受注した共同企業体(JV)が担う。市は工事と事故に因果関係があるとみており、解体費用は市とJV側が負担する見通し。 管理棟は鉄筋4階建て延べ約2150平方メートル。9月26日に発生した事故の影響で建物が傾き、地盤にも被害の可能性があるという。