覚醒剤使用容疑の広島市職員は保育士 南区の保育所に勤務
17日に覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで山県署に逮捕された広島市の会計年度任用職員の男(30)について、市は18日、南区の市立保育所に勤める保育士だと明らかにした。 市によると、容疑者は2020年6月に会計年度任用職員として採用され、これまで複数の市立保育所で勤務。17日は無断欠勤していた。勤務態度は勤勉で特に変わった様子は見られなかったという。 市幼保企画課の村上正修課長は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾で大変重く受け止めている。事実関係を確認し、厳正に対処する」とコメントした。 容疑者は、12月上旬から17日までの間に市内またはその周辺で覚醒剤を使用したとして逮捕された。山県署によると、広島県北広島町の道路沿いに放置されていた車両の運転手を捜す過程で容疑者が浮上。町内で見つけ、挙動不審だったため同署に任意同行して尿検査をしたところ発覚したという。 容疑者は「覚醒剤を使ったことは間違いない」と容疑を認めているという。同署は北広島町にいた理由や覚醒剤を入手した経緯などを調べる。
中国新聞社