中国スパイとの繋がり...アンドルー王子、「英王室ブランド」に有害? 残念ながらクリスマス会に招待されず
アンドルー王子がロイヤルたちとクリスマスを過ごすことを妨げたのは、ほぼ間違いなく、中国のスパイとされる男性との関係が今、このタイミングで伝えられたことだとみられる。 当初は氏名が明かされていなかった男性の名が「ヤン・タンブー(Yang Tangbo)」であることは、12月16日(現地時間)に報じられた(ちなみに、ヤン氏は自らがスパイだと疑われていることは、「完全な誤り」だと主張している)。 エリザベス女王亡き後のイギリス王室に関する著書もある歴史家のエド・オーウェンズ博士は、基本的な問題は、アンドルー王子が自らの「まさに特権的な立場を利用」して、人間関係を築いてきたことだと述べている。 そして、「私たちがこの5年、何度も思い知らされてきたとおり、王子には人を見る目がまったくありません」と批判している。 いっぽう、君主制の廃止を訴える市民団体「リパブリック」は、王子に関するこれらのニュースを受け、改めて、王室の腐敗に関する調査の実施を呼びかけている。 だが、調査会社ユーガブ(YouGov)の調査では、アンドルー王子の最近の支持率は、わずか14%。こうした状況に置かれる王子に、同情の声が寄せられることはほぼないと考えられる。 国王の弟であることも、もはや王子にとっては、何の威力も持たないだろう。ロイヤルたちは世間に向けて、ファミリーは「団結している」という“適切な”メッセージを送ろうとしている。 オーウェンズ博士は、王室の「家族の行事」と呼ばれるサンドリンガムでのクリスマスの朝の礼拝は、同時に「公開イベント」でもあると語る。 「イギリス王室に、世界中の目が向けられるイベントのひとつです。彼らはそれを、正しく行わなければなりません」 「ロイヤルファミリーはいま、(現代的な王室への)リブランドを進めているところですが、計画どおりには進んでいないからです。その原因のひとつが、この男性(アンドルー王子)の行動なのです」
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