中国スパイとの繋がり...アンドルー王子、「英王室ブランド」に有害? 残念ながらクリスマス会に招待されず
イギリス王室のメンバーは毎年、クリスマスの朝にはそろって集まった人々の前を歩き、礼拝のために教会に向かう。直近の2022年と2023年には、そのロイヤルたちの列の中に、公務から引退したアンドルー王子の姿もあった。 【写真】批判殺到。「なぜ彼が先頭をきって歩く?」「堂々と参加してるのがおかしい」と批判されたアンドルー王子の写真 王子の姿はカメラに捉えられ、ニュースにも取り上げられた。だが、はっきりと王子だとわかる写真を使用したメディアは、ほとんどなかった。もう何年も前から、公の場に登場するロイヤルたちの中にアンドルー王子が加わっていること(あるいは、ただそこにいると伝えられること)は、人々の怒りを買ってきた。 そうした中、中国のスパイとの繋がりがトップニュースとして報じられたばかりのアンドルー王子が、2024年のクリスマスにチャールズ国王の私邸、サンドリンガム・ハウスに集まるロイヤルファミリーのメンバーに、含まれていないことが明らかになった。王子は再び、家族にとっての「招かれざる客」になったという。 王子は、ウィンザーにある住まいのロイヤル・ロッジで、いまも同居する前妻のヨーク公夫人セーラ・ファーガソンとクリスマスを過ごすとされている。そして、夫妻の2人の娘、ベアトリス王女とユージェニー王女は、それぞれの夫の家族とクリスマスを迎える予定だという。 アンドルー王子がスキャンダルを理由に公務から引退して、すでに5年がたっている。だが、王子の存在が「ロイヤルファミリー」というブランドに悪影響をもたらしていることは、依然として明白だといえる。 憲法学者で『Modern Monarchy』(現代の君主制)の著者でもあるクレイグ・プレスコット博士は、クリスマス前に新たな疑惑が報じられたアンドルー王子について、「一緒にいるところが見られたロイヤルの評判は、がた落ちになるでしょう」と述べている。 博士はまた、イギリスのロイヤルたちの遠戚であるギリシャ最後の国王、コンスタンティノス2世の一周忌にウィンザー城の礼拝堂で行われた追悼礼拝で、アンドルー王子がロイヤルファミリーを率いて歩いているように見えた映像が議論を巻き起こしたことに触れ、「結局のところ、アンドルー王子はただ有害なのです」とコメントしている。