久光スプリングス長岡望悠と栄絵里香、東九州龍谷高の同期32歳コンビが見たかった「最高の景色」【Vリーグ女子プレーオフ】
◆バレーボールVリーグ女子1部(V1)プレーオフ5位決定戦 久光スプリングス0―3デンソーエアリービーズ(2日、群馬県高崎アリーナ) 必勝を期しながらのストレート負けに、久光の32歳コンビも気持ちの整理がつかない様子だった。攻撃をつかさどるセッターの栄絵里香は「(上位チームとの違いについて)一発勝負になったときの勝負強さ」と言及。その上で「精神的な柱にベテランとしてもなれていなかった」と、淡々とした口調で振り返った。 ■久光スプリングスに入団する金蘭会高の井上未唯奈のさわやかな笑顔 その栄は同い年の長岡望悠とともに「一緒にコートに立って最高の景色を」と優勝を目指してきた。大分・東九州龍谷高の同期でもあるサウスポーは度重なる膝の大けがから復活し、今季開幕からフル回転で攻撃を引っ張ってきた。それだけに「今シーズンは長岡も完全復帰してくれて、チームに貢献してくれました。若い子たちにもリーグ優勝を経験させてあげたかった。それがかなわなかったのは悔しい」との言葉に無念さがにじんだ。 長岡はスタッフの献身的なサポートやチームメートの激励、そしてファンの声援に「本当にありがたかったです」と、感謝の気持ちを口にした。今後については「次も試合(Vカップ)があります。自分がどういう立場で携わるか分かりませんが、チームの経験を自分たちの力に変えていくだけ」と語るにとどめた。