カーシェア「エニカ」、2024年内でサービス終了 想定よりも利用規模が広がらず
カーシェアリングサービス「エニカ」を手掛けるDeNA SOMPOモビリティ(DSM、馬場光社長、東京都渋谷区)は15日、エニカのサービスを12月31日までに順次終了すると発表した。「個人間カーシェア」や「ディーラーカーシェア」をはじめ、すべてのサービスが対象。想定よりも利用規模が広がらなかったことが要因だ。同日、新規会員やドライバーなどの受け付けを停止。31日には新規予約も終える方針。 エニカは、2015年9月にサービスを開始。23年12月時点で会員登録者数が84万人を超えた一方、「サービス開始時点の想定に遠く及ばなかった」(同社)ため、「総合的に判断して終了を決めた」(広報担当者)としている。同社の今後の事業方針などについては「答えられない」(同)としている。サービス終了に関する問い合わせは、エニカのサポート窓口で受け付けるとしている。