（ブルームバーグ）： 中国のセメントメーカー、中国天瑞集団水泥は先週の株価暴落について、大株主のマージンコール（追加証拠金請求、追い証）が一因だったことを明らかにした。短時間で99％急落という謎の一端が解明された。

香港に上場している天瑞は17日の届け出で、同社株の約4.53％が９日に「異常な価格下落のため、公開市場で強制的に売却された」と説明。この１億3310万株は、社外取締役の李留法氏とその配偶者が間接的に所有する支配株主となっている企業、煜闊の信用取引口座で保有されていた。

株価15分間で99％急落－中国のセメントメーカー、香港市場で売買停止

ブルームバーグが集計したデータによると、この強制売却は天瑞の株価が99％急落して約0.05香港ドルとなった９日の取引のほぼ半分を占めた。

同日は同社の浮動株の３分の１が取引され、取引終了前の数分間に8000万株以上が売買された。何が最初の下落の引き金となってマージンコールを引き起こしたのかは不明。

原題：Margin Call Cited for Mysterious 99% Crash in China Cement Maker（抜粋）

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