【ジャパンC】ジャスティンパレス 上昇一途 終始楽な手応え 杉山晴師「集中力高まってきた」
「ジャパンC・G1」(24日、東京) まさに上昇一途だ。天皇賞・秋4着から臨むジャスティンパレスは20日、栗東坂路で単走。終始楽な手応えで4F54秒6-39秒8-12秒6をマークし、馬体を弾ませながら軽快に坂を駆け上がった。 見守った杉山晴師は「1週前で負荷はそれなりにかかっている。指示通りの時計です」と満足そうにうなずく。前走は前有利の流れのなか、直線だけの競馬で内の狭い所から急追した。それだけに出遅れが悔やまれたが「前走より無駄な力みが取れて、集中力が高まってきた」と変わり身に自信を示している。 舞台はダービー以来となる東京芝2400メートル。当時は9着に沈んだが、4歳時には天皇賞・春を制しており、ステイヤーとしての血が開花。距離が長くなるのは望むところで「あの時と今では馬が違うので、正直参考外。この馬にとってはプラスに働く」と断言した。 キャリアで最も短い中3週での出走にも、「今のこの馬の成長度であればクリアしてくれると思う」と信頼を口にした指揮官。「調教の内容を見ていても前走以上のパフォーマンスができると思う」とリベンジに力を込めた。