北海道小樽市で、娘を暴行し死亡させたとして逮捕された義理の母親が、「死亡した日の朝に娘と口論になった」という趣旨の供述をしていることがわかりました。 （山岡記者）「事件があった現場には規制線が張られ、警察による現場検証が続いています」 小樽市の閑静な住宅街で今月１８日、痛ましい事件が起きました。 逮捕された４０代前半の義理の母親は、１７日から１８日までの間、自宅で小学校低学年の娘の腹に暴行を加え、その後、死亡させた疑いが持たれています。 母親は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。 （近所の住民）「明るくて元気な子だよ。ショックだよ。娘は顔を見つけたらすぐにこんにちはと声をかけてくる」 （近所の住民）「まさかそんなことになるとは、全然わからなかった」 関係者によりますと、この母親には複数人の子どもがいましたが、死亡した娘だけが再婚した夫の連れ子だったということです。 娘は１８日午前に意識不明の状態で倒れているのが見つかりましたが、捜査関係者によりますと、母親は「朝に娘と口論になった」という趣旨の供述をしているということです。 さらに、この日の朝、家の近くを通りかかった住民は… （近所の住民）「女の子の声でごめんなさい、ごめんなさいという声が聞こえた」 小樽市によりますと、これまでに児童相談所などへの相談歴はなかったということです。 警察は、口論になった際に暴行を加えた可能性があるとみて捜査するとともに、腹部以外にも複数のあざがあったことから、娘がこれまでにも暴行を受けていたかどうか調べています。