Mrs. GREEN APPLE 初の映画化で明かす思い「ライブなのか、劇なのか、形容しがたい舞台に」 バースデーサプライズに大森は照れ笑い
Mrs. GREEN APPLE初の音楽劇となったライブツアー【Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”】の映画公開を迎え、公開初日の9月13日に東京・丸の内ピカデリーで舞台挨拶が行われた。 その他の画像 「ダンスホール」が流れるなか、大森元貴(Vo. / Gt.)、若井滉斗(Gt.)、藤澤涼架(Key.)が登場すると、満席の会場は温かい拍手で包まれる。大森は「皆さん、本日はありがとうございます! 100館内で初日を迎えるとのことで嬉しいです」と笑顔。この模様は日本全国の映画館でライブビューイングされており、カメラの向こうにもアピールし、「不思議な気持ちでドキドキしています」と続ける。若井は「すごくいい舞台だと思ってツアーをまわっていました」と本作への思いはひとしおの様子。藤澤は「登壇する直前に、元貴にスナック菓子を入れられて口の中パサパサです」と言って会場をなごませ、「ライブなのか、劇なのか、形容しがたい舞台になりました」と語った。 本作でプランナー&ジェネラル・プロデューサーを担った大森は、映画化の経緯を聞かれると、「【The ROOM TOUR】からの系譜です。FC(ファンクラブ)ツアーを前提にしていたので、映画化する運びになって嬉しかったです」と打ち明ける。実際のライブツアーでは、白いアイテムを身に着けるドレスコードが設けられたのだが、その理由は「没入感です。ぜひ、皆さんにもこの世界観の一部になっていただきたい思いでした」と、会場の空気や一体感までデザインした様子。 本作には映画用に新たに撮影されたシーンも。大森は「追加撮影が大変でした。追撮の頃、僕たちは全員ツアーと髪色が違うので、みんなウィッグなんです」と明かし、藤澤は「これから観るんだもんね?」と観賞前の観客の方々を気遣いつつ、マルチなアングルで楽しめる点を注目ポイントとしてピックアップ。若井は「ステージからではわからなかった、細かいところまで楽しめます!」と映画ならではの魅力をアピールし、大森も「僕も何回も観ないとな、と思います!」とまとめた。 ここからは、いまだから言えるツアー時のグルメの話題に。「そうですよねー」と謎の反応をする若井に会場からクスクス笑いが起こる。実は3人は米ニューヨークから帰国したばかりで、若井は日本時間に慣れてない時差ボケキャラだそう(観客のリアクションに他の二人も意地悪そうに微笑んでいた)。「水炊きを食べました!」(若井)、「高知の鰹」(大森)、「地元の長野で食べた味噌汁」(藤澤)と、メンバーの食事事情が明かされた。 また、大森は「リハーサル期間が短くて、昨年の12月末からのツアーでしたが、12月に入ってからバタバタとリハをしていました。その意味では22公演、全部違った息遣いになっていると思います」と回顧。「緊張した?」と尋ねられた藤澤は「もちろんよ! 僕たちの行動や言動一つで会場の空気が変わるからね」と振り返る。「ツアー中に耳を患う中、完走したこともあり、最後はみんなで涙ぐみました」と、今年1月に突発性難聴を公表した大森に、会場にいたファンも深く頷く。 この日は、9月14日に28歳の誕生日を迎える大森を、若井と藤澤、オーディエンスが祝うサプライズが。緑の林檎と白い扉があしらわれた巨大なバースデーケーキが壇上に登場し、突如のバースデーコールに驚きを隠せない大森。サプライズに照れた様子の大森だったが、「地に足を着けて余裕のある大人になりたいです。また身体が硬いのでストレッチを頑張りたいです!」と28歳の抱負を語り、会場は拍手でエールを贈った。 最後に、藤澤は「今までにないミセスの一面が見れると思います!」、若井は「涼ちゃんの言った通り、普段とは違う僕らの表情、表現を楽しんでほしいです」、大森は「本日はありがとうございます。僕らにとって初の映画です。僕たちのこういう表現をしてみたいというエゴが映画にまでなったということが嬉しいです。ぜひ、友達や家族を誘って楽しんでいただきたいです!」と本作をアピール。Mrs. GREEN APPLE の新たな魅力が大スクリーンで縦横無尽に堪能できる『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』は全国で公開中。 Photos by Yuma Totsuka ◎公開情報 『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』 全国公開中