編集部特選“ピックアップツール”×8選【見えているのに届かないじれったさを解消】
ボルトやナットを車体の内側に落としたら、“行き先”を推測することが重要。床や地面まで落ちたのか、車体のどかに引っ掛かっているのかで対応は異なる。キャブレターの下やアンダーカウルの内側など、手が届かない場所に落ちたボルトや部品は、ピックアップツールがあれば回収にかかる時間や手間を大幅に軽減できる。先端が爪かマグネットか、軸部分がロッドかフレキシブルかなど、ピックアップツールにはさまざまな種類と得意な状況がある。代表的な製品を紹介するので、いざというときに慌てたり時間を浪費しないために、もあらかじめ手元に準備しておこう。 【この記事の写真をまとめて見る】編集部特選“ピックアップツール”×8選
【ストレート】金属以外も拾える4本爪。マグネットタイプはスリムな先端が魅力
「38-457」は、耐荷重700gのマグネットと4本の爪、暗い部分を照らせるLEDライトが付いたフル装備モデル。爪があれば非磁性の樹脂ワッシャーも拾えるので汎用性が高まるが、内蔵LEDのため先端部分の直径は15mmとなる。一方、シンプルな「19-2295」の先端径はφ6.5mmとスリムなので、狭い場所に届きやすいのが強み。各々のシャフト長は490mmと400mm。 【ストレート ピックアップツール マグネットタイプ 19-2295/LEDライト付き 38-457】●ストレート会員価格:800円/1540円 ◆38-457はグリップ部分にLEDライト用電池(LR44×3)を内蔵。フレキシブルシャフトは曲げた状態を維持でき、4本の爪がスムーズに開閉する。ただし小回りが求められる場面では、マグネットが細く短い19-2295の方が使い勝手が良いこともある。
【ストレート】オイルやガソリンに浸かった部品や熱いパーツを拾うのに便利
ピックアップツールは手元から離れた場所の部品を拾う工具という思い込みを払拭する、シャフト長100mmほどのショートタイプ。ラジオペンチより狭い場所に入り、ピンセットより保持力が強いため、想像以上に汎用性が高い。日常使いを意識したペンクリップ付き。 【ストレート ピックアップツール ショートタイプ 19-4109】●ストレート会員価格:1150円 ◆φ7mmのスチール製パイプをガイドとして、3本の爪が開く。全開にすれば直径20mmほどの部品をキャッチできる。手元の物を拾うには、短い方がコントロール性が良くなるのは当然だ。 ◆オイルに浸ったドレンボルト/ガソリンに沈んだジェット/熱いスパークプラグなど、素手で触りにくい部品をつまむ際に重宝する。爪が柔らかいので、ラジオペンチで掴むより相手を傷つけにくい。