広島・石原 勝てる捕手目指す 新井監督が出場機会増示唆!期待に応える!「思い詰めてやるより楽しんで」
「広島(降雨中止)中日」(12日、マツダスタジアム) 広島・石原貴規捕手(26)が12日、首脳陣の期待に応えて“勝てる捕手”を目指すと誓った。今季初めてスタメンマスクをかぶった10日・中日戦で、攻守にわたって躍動した中で、新井監督が今後の出場機会増を示唆。それを受け「今まで通り、しっかり準備して(試合に)入ればいい。気負っても仕方ない」と意気込みを示した。 【写真】石原 待望今季初スタメンで勝利導く2安打&好リード 休日返上練習の成果「いつ出てもいいようにと」 10日の一戦は4投手をリードし、勝利に貢献。打ってはマルチ安打とアピールした。この日、指揮官は石原について「肩も強いし打撃もいいものを見せてくれている。マスクをかぶることが少し増えてくるのかな、という感じ。試合に出ながら経験していってもらいたい」と先発起用の頻度を増やす考えを明かした。 石原は緊張感漂う1軍舞台でも「思い詰めてやるより、楽しんでやった方がいい」と、決して自分を追い込まない心構えを大切にしている。その契機は年明け1月、ソフトバンク・甲斐との合同自主トレにあった。 参加した他球団のメンバーとの会話で、心の持ち方についてヒントを得たという。「『これはダメ、アレはダメ』となると(自分で自分の)首を絞めてしまう。自分の中で、幅を持たせてあげた方がいい」。その中でも「結局、勝たないと評価されない」という軸は変わらない。 「今(チャンスを)つかむ時だと思うけど、そこにこだわり過ぎると良くない。根本的な部分は変わらずに」。捕手らしい落ち着きで、任された試合を白星で締める。