大谷翔平（右）とダルビッシュ有（ＡＰ）

◆米大リーグ・地区シリーズ第２戦　ドジャース―パドレス（６日・米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） 【写真】真美子夫人＆デコピンと３ショット 　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が６日（日本時間７日午前９時３分開始予定）、ポストシーズンの地区シリーズ（３戦先勝）第２戦、本拠地・パドレス戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。パドレスの先発はダルビッシュ有投手（３８）。注目の対決だ。ドジャースはこの試合で勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出に王手。大谷には２試合連続本塁打の期待がかかる。 　この試合の見どころになるのは、ダルビッシュＶＳ大谷らドジャース打線だろう。かつてドジャースでプレーした経験も持つダルビッシュは、同地区のライバルとあってドジャース戦への思いは強く、今季は３登板で１勝無敗、防御率１・７２と抑え込んだ。大谷も５打数１安打で長打を許していない。今季、ドジャースの打者で対戦成績が突出して悪い選手はおらず、２安打以上を浴びているのは、ともに７打数２安打で打率２割８分６厘のマンシー、ベッツだけ。４番のＴ・ヘルナンデスは７打数無安打と完璧に抑えている。 　ダルビッシュがドジャース打線と対戦するのは、５月１２日（同１３日）以来、約５か月ぶり。前日５日（同６日）の試合前の会見では「だいぶ自分の球筋を見ていないでしょうし、そういう意味では、（直近で）投げるよりはちょっと有利かなと思う。今までのお互いの１人１人との対戦の歴史を振り返って、今回はどうするべきか考えていく」と話していた。 　ドジャースが先勝したが、３、４戦目の先発は今季１勝のビューラー、３勝のナックが予想され、やや不安を残している。一方でパドレスは３戦目に、ブレーブスとのワイルドカードシリーズ初戦で先発して７回無失点、１２奪三振の快投を見せたキングが控えている。３、４戦目はパドレスの本拠地・ペトコパークでの試合とあって、この日パドレスが勝てば一気に勢いに乗る可能性がある。一方でドジャースは、連勝で一気にリーグ優勝決定シリーズへ王手をかけたいところだ。