初の開幕投手・宮城大弥、オリックス20年ぶりのサウスポー開幕投手に!
2024年のプロ野球が29日に開幕。パ・リーグ3連覇中のオリックスは、大黒柱であった山本 由伸投手(都城出身)がドジャースへ移籍した今年、高卒5年目のシーズンを迎える左腕・宮城大弥(興南出身)が開幕投手を務める。 【動画】興南・我喜屋監督が語る宮城大弥の高校時代 初めての大役となった宮城は、2021年から3年連続で規定投球回に到達し、2ケタ勝利を達成。圧倒的な存在の山本がいたため、投手のタイトルはないものの文句ない成績を残してきた。 オリックスで左腕が開幕投手を務めるのは、2004年のク・デソン(具臺晟)以来、20年ぶりとなる。今年、楽天が2005年の新規参入以来、左腕として初めて早川 隆久投手(木更津総合出身)が開幕投手を務めるが、オリックスも左腕の開幕投手は久しぶりのことだった。ちなみに日本人左腕としては2001年の金田政彦以来、23年ぶりとなる。 前身球団を含めて左腕の開幕投手が少ないわけではない。星野伸之が7度、梶本隆夫も6度大役を任されている。 素晴らしい左腕が在籍していたのは事実だが、球団最多の開幕投手を務めているのは右のアンダースロー山田久志だ。山田は1975年から1986年まで12年連続12度の開幕投手を務めた。これが回数、連続年数ともに球団最多となっている。そのなかで1975年から1979年まで5年連続で完投勝利(2完封含む)と、現代では考えられない記録を残した。12年連続開幕投手及び5年連続開幕戦勝利はともにNPB記録でもある。