サヘル・ローズ「認知してもらうことが必要」気づかれにくいロービジョン者を取り上げるラジオ番組出演
タレントのサヘル・ローズ(38)が17日、都内で行われた文化放送定例会見後にゲストとして同局社員の白石仁司プロデューサーと登場した。 今回、サヘルは23日に放送される「知っていますか?ロービジョン~0と1の間 Vol.5」に何らかの視覚障害により日常が不便になるが周囲からは困難なく行動しているように見えるというロービジョン者の白石氏とともに出演する。 同番組は「文化放送ロービジョンプロジェクト」の第5弾で、サヘルは第1弾から出演してきた。緑内障により右目は失明状態にあり、左目も症状が進行している白石氏自身の経験をふまえ、健常者と盲目の間にいるロービジョンの世界を少しでも理解してもらうことが目的となっている。 サヘルは「白杖(はくじょう)を持っていてもすらすら歩けている方とか、見えているのになぜこれを持っているのだろうとか。私たちは目で見た情報で人を判断してしまう。そうではなくていろんな見え方があって、その方々なりに葛藤もあって知っていくことで自分自身ってまだまだ知らなかったことがたくさんあるんだなと思った」と振り返った。 第5弾のテーマは「移動」。視覚障害者にとって大きな困難が生じる「移動」にスポットをあて、物理的・心理的な困難についての理解、それを取り巻く課題を取り上げる。サヘルは「認知してもらうことが必要。自分も伝えていきたい。ラジオはいろんな方が聞いています。まず知ってもらえたら」と呼びかけた。