王族でブティック経営者、「元VOGUE編集長」プリンセスとは
ディーナ・アルハニ・アブドゥルアズィーズ妃って?
サウジアラビアの王族に嫁ぎながらも、ブティック経営、モード誌の編集長に就くなど、中東ファッション界のオピニオンリーダー的存在として、ファッションで女性たちをエンパワーメントしてきたプリンセスをご存じでしょうか。 彼女の名前は、ディーナ・アルハニ・アブドゥルアズィーズ妃。1975年12月26日、カリフォルニア生まれ。両親はサウジアラビア人ながら王族出身ではなく、著名な経済学者だった父親がカリフォルニアで教鞭をとっていたことから、8歳までそこで暮らし、その後はNYに住むなど、アメリカでの生活を謳歌していました。 【画像】元VOGUE編集長らしいモードなファッション
買い物中にサウジアラビアの王族と出会い、結婚
後に夫となるサウジアラビアの王族、スルタン・ビン・ファハド・ビン・ナッセル・ビン・アブトゥルアズィーズに出会ったのは1995年。ロンドンの高級百貨店、ハロッズで買い物をしていた彼女に王子がひと目ぼれしたのだそう! 最初は結婚に反対していた妃の父親も王子の熱意に押され、結婚を承諾。ディーナ妃23歳、王子は26歳で結婚。リヤドにある宮殿で新婚生活をスタートしました。
アラビア版「VOGUE」の初代編集長に就任
2016年には、2017年春に創刊されるアラビア版『ヴォーグ』の編集長にディーナ妃が抜擢されたことが世界的なニュースに。しかし、残念ながら、ディーナ妃は2号手がけただけで退任。モデルのジジ・ハディッドが煌びやかなビジャブを纏いポーズをとった表紙が炎上したことが理由といわれています。 就任当初、「中東女性につきまとう固定観念を、新しいメディアによって壊したい」という抱負をメディアに語っていたディーナ妃。“西洋と中東をつなぐ架け橋”として多くの期待がかかっていただけに、惜しむ声も多く聞かれました。