「心残りなく終わらせたい」災害ボランティア 奥能登ベースキャンプから2日目の活動へ
石川県穴水町で始まった1泊2日型のベースキャンプを利用したボランティアが、2日目の活動を珠洲市などで行っています。 【写真を見る】「心残りなく終わらせたい」災害ボランティア 奥能登ベースキャンプから2日目の活動へ 穴水町の旧向洋中学校には、体育館と4つの教室にテントが並べられ、最大100人程度が収容できるベースキャンプが設けられています。26日は県内外から来た42人のボランティアが宿泊しました。 佐々木嵐士記者 「拠点で1泊したボランティアたちは、2日目の活動のため、バスにのって被災地へと移動します」 活動は珠洲市と穴水町で行われています。珠洲市では27日朝の最低気温が1.9度と冷え込むなか、ボランティアたちががれきの運び出し作業などにあたっています。県の一般ボランティアの活動時間はこれまで1日4時間でしたが、1泊することで2日間活動でき、倍の8時間作業ができるようになりました。 現場で活動するボランティア 「宿泊で初めて来たので被災した人のお役に立てれば」 「26日、27日と知った人が来るのは安心感があると思う。私たちも心残りなく終わらせたい」 一方で、被災地の6つの市や町で活動するボランティアは、今も1日あたり290人ほどにとどまり、避難した住民の立ち会いが限られるなど、課題が残ったままです。
北陸放送