藤田寛之が単独首位で最終日へ「幸せをかみしめながら頑張りたい」/全米シニアOP
◇シニアメジャー第3戦◇全米シニアオープン 3日目(29日)◇ニューポートCC (ロードアイランド州)◇6954yd(パー70) 【画像】56歳レッスンプロが2ホール連続ホールインワン 1打リードの単独首位から出た藤田寛之は3バーディ、ノーボギーの「67」で回り、通算14アンダーでその座をキープ。後続との差を2打に広げ、2013年に井戸木鴻樹が「全米シニアプロ」で優勝して以来となる日本勢2人目のシニアメジャー制覇に前進した。 フェアウェイキープは2日続けて100%を記録。この日グリーンを外したのも3ホールのみで、「ショットの安定がノーボギーにつながった」と振り返る。出だしの1番(パー5)でバーディ先行。6番で3m、9番で2.5mのチャンスを決めて着々とスコアを伸ばした。 2打目をグリーン手前に外した後半15番では3m弱のパーパットを残したが、「トップでいるには大事なパットだと思い、非常に集中して。うまく入ってくれて良かった」とピンチを回避。リードを保ったまま18ホールを完走した。
最終日は悪天候の予報が出ている。「自分はあまり距離が出ないので、苦しい状況になると思う」と、よりハードな戦いを覚悟した上で、「今このポジションにいるだけでも素晴らしい。幸せをかみしめながら頑張りたい」と話した。 通算12アンダーの2位に、2019年大会覇者のスティーブ・ストリッカー。通算11アンダーの3位にリチャード・グリーン(オーストラリア)。通算9アンダーの4位に、5月「全米シニアプロ」優勝のリチャード・ブランド(イングランド)が続いた。 宮本勝昌は47位から1イーグル3バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」でプレー。通算イーブンパーの30位で最終日に入る。 <上位成績> 1/-14/藤田寛之 2/-12/スティーブ・ストリッカー 3/-11/リチャード・グリーン 4/-9 /リチャード・ブランド 5/-8/ボブ・エステス