<下野紘×佐藤拓也>「私の繭期」 鬱屈とした時期を経て 今は? アニメ「デリコズ・ナーサリー」対談
佐藤さん 僕も今、そういう感覚で、実はそちらが楽しかったと実感しています。こだわりの範囲が狭まっていくんですよ。自分が自分じゃなくなるわけではないし、ここを譲ってもいいか、みたいな。
下野さん 自分の中のキャパシティーがどんどん大きくなっていくんですよね。簡単に断捨離もできるようになる。
--鬱屈とした繭期を経て、今は羽化を待つ別の繭期のような?
佐藤さん どこか「俺はまだ本気出してないだろう」というのがありますよね。
下野さん それは遅いよ!
佐藤さん いや、まだ“ワンチャン”何かあるはずだって(笑い)。
「デリコズ・ナーサリー」は、高貴な貴族の吸血種たちが我が子の育児に奮闘する裏で、TRUMPにまつわる怪しい陰謀が渦巻く……というストーリー。名門中の名門とされる特級貴族家系のデリコ家の当主であるダリ・デリコを取り巻く因縁の物語が描かれる。