ソフトバンク和田毅1か月半ぶり実戦で雨ニモ負ケズ2回無失点「1軍に戻れるレベルに持っていく」
◆交流戦・ソフトバンク3軍―四国アイランドリーグplus徳島(12日、タマスタ筑後) ソフトバンクの和田毅投手(43)が約1カ月半ぶりに実戦登板した。先発し2回27球を投げて2安打無失点。最速は144キロで、3奪三振だった。 ■和田がお花屋さんオープンに元同僚と2ショット【写真】 初回は真っすぐを主体に押し、2三振を含む三者凡退。当初は1回の予定だったが「変化球も試したい」と志願し、2回もマウンドに上がった。途中から雨が降った影響もあり、2安打を許したが無失点に抑えた。「(雨で)土が(スパイクに)まとわりついて、ちょっと踏ん張れなかった。その中で変化球を低めに投げることを意識した」。最後の打者を空振り三振に切ったチェンジアップは「あの回で一番いい球だった」と手応えを口にした。 登板は、7月27日のくふうハヤテとの2軍戦(タマスタ筑後)以来。その後、左膝と腰のコンディション不良も経験した。回復の兆しが見えたのは10日ほど前。「秘技で」と語り「ようやくマウンドで思いきり腕を振れる状態に戻ってくることができた」とうなずいた。 1軍は勝ちパターンの中継ぎが相次いで離脱。「全員が満身創痍(そうい)というか、一生懸命に戦っている。何とか1日でも早く(1軍に)戻れるレベルに持っていくことだけを考えて投げていきたい」と口元を引き締めた。 和田は7月5日の1軍・楽天戦(みずほペイペイドーム)に先発したが、4回を8安打4失点(自責点3)で負け投手になり、翌6日に出場選手登録を抹消された。今季1軍では5試合に登板し2勝2敗、防御率4.01。 (浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
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