忠臣蔵外伝を素材とした「新作歌舞伎」2作品など「衛星劇場」でテレビ初放送
CS放送「衛星劇場」では「特選歌舞伎~『赤穂義士外伝』2作品テレビ初放送スペシャル企画~」と題して、忠臣蔵外伝を素材とした「新作歌舞伎」である「俵星玄蕃」(12月3日[火]昼4:00~ほか)、「荒川十太夫」(12月2日[月]昼4:00~ほか)の2作品、さらにこれら2作品の上演をきっかけに実現した「紀尾井町家話 第百二十六夜」(12月4日[水]昼4:00~ほか)をテレビ初放送する。 【動画】人間国宝である神田松鯉が講談の奥深さを語る ■「俵星玄蕃」「荒川十太夫」のあらすじをサクッと解説 俵星玄蕃(12月3日[火]昼4:00~※13日[金]は昼4:00~、16日[月]は昼4:00~) 時は元禄15年12月13日、江戸横網町にある槍の名手・俵星玄蕃の道場。ひと休みしている玄蕃の元へ、玄蕃が贔屓にする夜鳴きそば店の十助が訪ねて来る。二人で酒を酌み交わすうち、赤穂義士の討入りがうわさされる吉良邸に用心棒の仕官を誘われていることを話す玄蕃。実は、十助はそば店に身をやつして吉良邸の動向を探る赤穂義士の一人、杉野十平次だった。 荒川十太夫(12月2日[月]昼4:00~※13日[金]は昼5:30~、18日[水]は昼4:00~) 赤穂義士の七回忌を弔う人々が行き交う泉岳寺の門前。下級武士に似つかわしくない身なりでやってきたのは、伊予松山藩松平家の徒士侍・荒川十太夫。同藩目付役の杉田五左衛門は、武士が身分を偽ることは大罪であると、十太夫をとがめる。その日の夜、取り調べの場で理由を問われた十太夫は、赤穂義士の一人・堀部安兵衛の介錯を務めた日のことを語り始める。 ■「紀尾井町家話 第百二十六夜」のあらすじをサクッと解説 紀尾井町家話 第百二十六夜(12月4日[水]昼4:00~※13日[金]は夜6:45~、19日[木]は昼5:00~) 歌舞伎俳優・尾上松緑が席亭を務め、ゲストを迎えてトークを繰り広げる配信番組「紀尾井町家話」。2023年12月14日に配信された第百二十六夜では、松緑と講談師・神田松鯉の特別対談が実現。2023年12月と2024年1月に歌舞伎座にて上演された松緑主演による「俵星玄蕃」と「荒川十太夫」の2作品の上演をきっかけに実現した対談では、プライベートでも講談会に足しげく通う松緑と、人間国宝の講談師・神田が講談の奥深さについて語り合っている。