〈金沢ポート・卓球Tリーグ〉張本に1459人沸く 琉球の日本代表そろい踏み
●0―4、連勝止まる ノジマTリーグ2024―2025(16日・金沢市総合体育館)金沢ポートは琉球アスティーダに0―4で敗れ、連勝が4で止まった。石川で初めて試合に臨んだ日本代表のエース張本智和やパリ五輪代表の篠塚大登、リオ五輪代表の吉村真晴らが金沢の前に立ちはだかった。ホーム戦過去最多1459人の観客は代表選手がそろい踏みした日本トップレベルの戦いに見入り、大歓声を送った。 【写真】ダブルス、シングルスで勝利した日本代表の琉球・張本 第1マッチは筑波大3年の三浦裕大(かほく市出身、遊学館高OB)と吉田雅己のペアが張本・岡野俊介組と対戦。1ゲーム目を6―10から5連続ポイントで奪うが、2、3ゲームを取られて敗れた。 第2マッチは早大2年の徳田幹太が篠塚に挑み、6連続ポイントで1ゲーム目を取ったが、ここから3ゲームを連取された。第3マッチもカン・ドンスが吉村にストレート負けし、チームの敗北が決まった。 第4マッチ、吉田が意地を見せたいところだったが、世界ランキング7位・張本の力強く、鋭いショットに圧倒された。5勝7敗で4位から5位となった。 張本は「序盤に苦しい展開だったが、1点1点を意識して取り返せた」と振り返り、完全アウェーの雰囲気も「楽しめて試合ができた」と語った。初めて石川県を訪れ、前日に回転ずしを食べたといい、「東京より本格的ですごくおいしかった。街の雰囲気もいい」と笑顔を見せた。 今季、金沢ポート加入後2試合を戦った三浦は「先行したときは行けるかも、と意識してしまった。張本選手と試合して、代表選手のすごさを感じることができた」と語った。徳田は「代表選手に通用する部分は感じられた。徳田なら勝てると思ってもらえるような選手になりたい」と話した。 次戦は17日正午から同会場で岡山リベッツと対戦する。 ▽第12戦 琉 球 4―0 金 沢 張本 210―111 三浦 岡野 11―8 吉田 11―8 篠塚 39―111 徳田 11―9 11―4 11―8 吉村 311―90 カン 11―9 11―8 張本 311―50 吉田 11―7 11―6