韓国、15歳の26.1%「生活満足度が高い」…OECD平均より7.7%ポイント↓
韓国の15歳の児童のうち、「人生の満足度」が高い児童の割合は26.1%であることが分かった。これは経済協力開発機構(OECD)の平均より7.7%ポイントも低い数値だ。 児童権利保障院は国内外の主要児童統計を集めた「2024児童分野主要統計」を発刊したと4日、明らかにした。このうちOECDの「児童生活の満足度国際統計」には2022年主要国の15歳児童を対象に生活の満足度を調査した結果が含まれた。 OECDは人生の満足度を10点満点に置き、調査対象者のうち「高い人生の満足度(8~10点)」を感じる児童と「低い人生の満足度(4点以下)」を感じる児童の割合をそれぞれ調査した。 その結果、韓国の15歳の児童のうち26.1%が「高い人生の満足度を感じている」と答えた。これはOECD平均の33.8%より7.7%ポイント低い数値だ。反面、「低い人生の満足度を感じている」と答えた児童の割合は22.3%で、OECD平均の17.9%より4.4%ポイント高かった。 「青少年が最も悩む問題」は「勉強」だった。統計庁が2022年に韓国国内13~18歳の青少年を対象にアンケート調査を行った結果(複数回答許容)、青少年の76.2%は勉強(成績・適性)問題で悩んでいた。続いて外見(42.8%)、職業選択問題(36.2%)、友達関係(35.8%)が続き、「身体的・精神的健康問題が悩む」と答えたケースは27.2%だった。 また、青少年4人に1人は家庭・学校生活でストレスを感じていた。統計庁が2022年の年齢別に「家庭生活ストレス」を調査した結果、回答者の23.7%は「感じた方」、2.1%は「非常に感じた方」と答えた。学校生活のストレスは小中学校の生徒の25.6%、高校生の29.3%が感じた。 この他にも児童分野の主要統計には児童人口の現状、社会政策・インフラ、権利など9領域のOECD、統計庁発刊指標などが載せられた。全体統計内容は児童権利保障院のホームページで確認できる。