【NFL】ジェッツへのWRアダムスのトレードについて「フットボールは甘くない」とレイダースオーナー
アダムスが来年もジェッツに残るためには、これらの契約の再調整が必要となり、2025年以降の契約内容についてはアダムス自身も関与することになる。ただし、これらは今後の課題となるだろう。
デイビスは、トレードに至った経緯について詳細な説明は避けたが、「うまくいかなかったのは残念だ。そうとしか言いようがない」と述べた。
デイビスはアダムスと親しい関係にあり、ロッカールームの雰囲気や選手たちの感覚を把握するために、リーダーの1人であるアダムスとよく話していたという。また、現パッカーズのランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブズやディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーも、デイビスが頼りにしていた選手たちだった。
ところが、フットボールの面においてアダムスが他のチーム、とりわけジェッツでプレーしたいという意思を示したことがきっかけとなり、今回のトレードが実現した。クロスビーに関してもトレードのうわさが飛び交ったが、関係者によると、レイダースはクロスビーに対するオファーは受け取っておらず、仮にオファーがあったとしてもトレードの可能性はないとのことだ。
今週、『The Athletic(ジ・アスレチック)』に対してデイビスは、このうわさについて珍しくコメントした。
「基本的にそういったうわさには反応しないことにしている。そうしないと、ブラックホールに引き込まれるようなものだから」とデイビスは述べた上で、「そんなことは起こらない」と断言した。
アダムスに関して、デイビスはトム・テレスコGMやアントニオ・ピアースHCが率いるスタッフと話をするものの、最終的な判断は彼らに委ねるという。
「もちろん相談には応じるし、反対意見も述べることもあるが、最終的に決定を下すのは彼らだ。彼らには決定する権限がある」とデイビスは『NFL.com』に話している。
今週ほどインパクトのある決定はほかにないだろう。ハムストリングの負傷を抱えていたアダムスの状況は、クリーブランド・ブラウンズ戦での勝利、トレード要求、そして数週間にわたる不確実な展開と、まさに波乱続きだった。