Juju、スーパーフォーミュラ初予選は悔しい4.8秒落ちタイム。当初は2周連続アタックを想定も「チェッカーが出てしまった」
2024年のスーパーフォーミュラ参戦ドライバーの中で最も大きな注目を集めている女性ドライバーのJuju(TGM Grand Prix)だが、開幕戦の予選は悔しい結果に終わった。 【リザルト】スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿:公式予選結果 12月の合同/ルーキーテスト、2月の合同テストと、2度に渡って鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラを走り込み、経験を積んできたJuju。12月のテストではトップと2.2秒落ちのタイムまで肉薄したため、実際にどこまでその差を縮められるかに注目が集まっていた。 しかしながら同じく鈴鹿で行なわれた開幕戦の予選では、トップから4.837秒落ちの1分40秒699というタイムでQ1敗退。決勝は19番グリッドからスタートすることになる。 予選後取材に応えたJujuによると、当初の予定ではウォームアップラップを2周挟んだ後、2周連続でプッシュラップをする予定だったという。しかしながら、実際にはアタックラップ1周目でチェッカーを受けてしまい、2周目のアタックはできなかった。 Jujuは10分間で競われるQ1 B組の残り7分半でコースインし、アウトラップを終えて残り5分というところでコントロールラインを通過。その後ラップタイムにして2分12秒、1分56秒のウォームアップラップを挟んだ後、残り1分を切ったタイミングでアタックラップに向かっている。 「2回プッシュする予定でしたが、2回目のプッシュの時(前)にチェッカーが出てしまって、それが自分の中では想定外でした」と語ったJuju。予選に向けて初めて試したセットアップに対しては「結構クルマが変わっているな」と思ったと言い、そこにアジャストできなかったという点でも、悔しさが残るという。 「予想外のことが起きたりもして、最後まとめ切ることができなかったので、タイムだけを見ると悔しいなと思いますけど、自分にとって初めての予選なので、そう簡単にはいかないだろうなと思っていました。それも含めて、またひとつ経験ができたと思っています」 今回のレースウィークは気温も10℃を下回るような寒いコンディションとなっているが、その中でうまくタイヤをウォームアップできたことは成長だと感じているというJuju。ただ「経験をもっと積んでいかないといけない」として、逆に経験を積んでしまえば、「そういうところがもっと良くなるということが自分の中では見えている」と語る。 2月のテストでもロングランの確認ができていないJujuだが、決勝に向けては「明日はぶっつけ本番でロングランをすることになるので、そういう意味では難しいチャレンジになるのかなと思いますけど、それも含めて経験していって、レベルアップしていきたいなと思います」と意気込んだ。
motorsport.com 日本版