【MLB】 9回一死からアロンソが逆転3ラン メッツが劇的な逆転勝利で地区シリーズへ進出!
ワイルドカードシリーズ第3戦【メッツ4-2ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド
日本時間10月4日、メッツ、ブリュワーズ共に1勝1敗で迎えたワイルドカードシリーズ第3戦は、メッツが4対2で勝利。ワイルドカードシリーズを2勝1敗で突破し、フィリーズが待つ地区シリーズへの進出を決めた。両先発の好投で無得点で試合が続く中、ブリュワーズは7回にジェイク・バウアーズとサル・フリーリックが連続本塁打を放ち、2対0と先制。しかし、メッツは土壇場の9回一死から、ピート・アロンソが逆転3ランを放って試合をひっくり返した。敗れたブリュワーズは2019年以来、プレーオフのシリーズ突破がない。 【動画】メッツ・アロンソの起死回生の逆転3ラン ブリュワーズがトバイアス・マイヤーズ、メッツがホセ・キンタナの両先発で始まった第3戦は、素晴らしい投手戦に。ブリュワーズのマイヤーズが5回無失点5奪三振無四球の好投を見せると、メッツのキンタナも6回無失点5奪三振1四球の好投で呼応する。マイヤーズが2巡目限りの66球で降板したのに対し、キンタナはブリュワーズの上位打線と3巡対戦し、94球を投げ抜く熱投だった。 「勝ったら進出、負けたら終わり」の試合で、6回まで無失点で進行するのは史上4度目。この息詰まる接戦を終わらせたのは、ブリュワーズだった。メッツは7回、先発キンタナをついに交代させ、2番手ホセ・ブットに継投。ブリュワーズも6番に左の代打ジェイク・バウアーズを投入すると、バウアーズは甘く入ったチェンジアップをライトスタンドの2階席へ運んだ。前日の第2戦でギャレット・ミッチェルが代打決勝弾を放ったのに引き続き、今日も伏兵が代打から決勝弾を放った。そして、歓喜が冷めやらぬ内に、続く7番サル・フリーリックも初球を捉えてライトスタンドへ。連続本塁打で瞬く間にブリュワーズが2対0のリードを手にした。 しかし、ドラマは伏兵の連続本塁打に留まらなかった。9回、2対0と追い込まれたメッツは、ブリュワーズの守護神デビン・ウィリアムズから一死1・3塁のチャンスを作る。ワイルドカードシリーズでは8打数1安打と沈黙していた4番のピート・アロンソが、ライトへ逆転3ラン。起死回生の本塁打が飛び出し、メッツが土壇場で試合をひっくり返した。さらにメッツは7番スターリング・マルテのタイムリーで4点目を加え、大きな追加点を加える。守護神エドウィン・ディアスを既に起用していたメッツは、先発投手のデイビッド・ピーターソンを9回2点リードで投入。ピーターソンは無事にリードを守りきり、メッツのシリーズ突破を手繰り寄せた。