大阪府が進める大阪・関西万博への子ども無料招待事業をめぐり、学校の教員らが18日、十分な下見などを求める請願書を府議会に提出しました。 　大阪府内の学校の教職員らでつくる団体が18日、府議会に提出したのは、万博の子ども無料招待事業に関する請願書です。 　大阪府は、府内の4歳から高校生までを万博に無料で招待することにしていて、これまでに小・中学校や高校など1526校が、 遠足など学校単位での参加を希望しています。 　しかし、教員らは、会場内で起きたメタンガスによる爆発事故や熱中症の観点などから、安全に関する情報が不足していると指摘。 　希望する時期に十分な下見を行えるようにすることや、誰でも問い合わせができる窓口を設置することなどを求めています。 　おまかせホームルーム研究会　榎原佳江 教諭 「生徒をどんな風に引率したら、招待事業自体がよくなるのかをずっと考えてきたので、これをきっかけに多くの人が考えて、より良いイベントになったり、よりよい学校行事になることを切に願っている」 　請願書の提出に先立ち、教員らは先週、中高生たちと意見交換を行いました。 　参加した中学生 「最新の車だったり、新しい機能だったりというのが、将来のこととかも考えるきっかけになるのかなと思ったので、（万博に）ぜひ行ってみたいと思いました」 　参加した高校生 「遠足って1日に1校っていう訳じゃなくて、色んな地域からまとめて何校も来るって感じなので、電車がパンパンにならないか（不安）というのがあります」 　子どもたちが、安全に楽しめる万博を実現することはできるのでしょうか。 　今回の請願書は、19日に開会する府議会で審議されます。