JBCが亀田問題の処分決定 亀田ジム国外追放へ
JBCは、処分決定まで2か月以上が経過したため、亀田問題が風化することを恐れたが、当初から弁護士を立ててきた亀田ジムサイドが法廷闘争に持ち込むことが予想されているため、顧問弁護士の意見を聞きながら手順を踏み、時間をかけて法的根拠を固めた。 ■亀田ジムは活動停止も各選手の試合は可能 JBCは、亀田ジムにオーナー、プロモーター、マネージャーの3つのライセンスを交付しているが、それらの各種ライセンスの停止もしくは、取り消しという厳しい処分が下される方向。これにより、亀田ジムは、国内での活動停止を余儀なくされることとなり、IBF王者の亀田大毅、WBO世界バンタム級王者の亀田和毅の国内での防衛戦は、亀田ジムの興行としてはできなくなる。 ただJBCが統括しない海外での試合は可能。また各選手へのボクサーライセンスは、そのままなので、他ジムの興行に乗っかる形で、オーナー、プロモーター、マネージャーライセンスの名義を借りれば、国内でも試合を行うことはできる。 ■亀田ジム側は法的処置へ いずれにしろ、処分内容が正式発表されれば、それを精査した上で、亀田ジム側が処分の差し止め請求などの法的な対抗処置をとってくることは、ほぼ間違いない。JBC側が処分を下しても“亀田問題”の最終決着とはなりそうにない。