富士山、「弾丸登山」が9割減か 山梨側初規制、全体も抑制
山梨県富士吉田市は11日、富士山の同県側登山道「吉田ルート」で開山期間(7月1日~9月10日)の登山者数が13万2904人で、昨年同期より約17%減少し、特に夜通し登る「弾丸登山」とみられる人が9割減だったと発表した。県が7月から弾丸登山や混雑を防ぐため、5合目で入山規制ゲートを導入。市は「効果的な結果が得られた」とした。 入山規制は午後4時~翌午前3時。市によると、弾丸登山が目立つ午後9時~翌午前0時に6合目を通過した登山者は317人で、昨年より90.7%減少した。 登山者数は、13年に世界文化遺産に登録されて以降、20~22年の新型コロナ禍の影響を受けた期間を除き、最少だった。