目指せ日本新記録! ジャンボカボチャ栽培の第一人者が講習会 鴨川(千葉県)
カボチャの重量を競う「千葉県ジャンボかぼちゃ大会」が開催されている鴨川市で3日、競技品種の苗の販売と、栽培の第一人者として全国に知られる同市宮山の上野貢司さん(63)による栽培講習会が開かれた。 上野さんは、ジャンボカボチャの栽培歴20年以上。香川県小豆島で開催される全国大会で、平成24、25年の2年連続日本一、27年には日本新記録となる561・6キロで3度目の優勝という金字塔を打ち立てたエキスパート。 より大きく育てるための交配、土壌づくりや収穫までの管理といった栽培技術などの研究を重ねており、「大会を盛り上げたい」と、栽培に挑戦する人たちに向けて、栽培講習会を開いている。 鴨川の講習会は、県大会の計量会場となる「里のMUJIみんなみの里」で開かれ、苗を購入した5人が受講した。 上野さんは、ジャンボカボチャ栽培で師弟関係にある大阪府出身の黒田隆仁さんが、大学の卒業企画で発行した栽培冊子「ジャンボカボチャってどんなもの?」をテキストとして使用。土づくりや管理作業といった大きく育てるためのポイントを解説した。 「面倒をみれば、みただけ大きく育つ。300キロも夢ではない」と上野さん。市原市の高校3年生、長島雄飛さん(18)と、藤平力矢さん(17)は「高校生活の最後の思い出づくりで挑戦することにした。大きなものをつくりたい。目標は200キロ」と話していた。 講習の概要は、房日新聞公式YouTubeで。