【速報】神戸電鉄粟生線の陸橋工事現場で土砂崩れ 意識不明の重体で病院搬送された1人が死亡 兵庫・小野市
兵庫県小野市の神戸電鉄粟生線の高架橋の工事中に「のり面」が崩れ、一時作業員の男性1人が生き埋めになりました。 12日午前11時半すぎ、兵庫県小野市粟生町の神戸電鉄粟生線葉多駅から粟生駅の間にある高架橋の工事現場で、工事関係者から「土砂が崩れて50代の男性が生き埋めになっている」と消防に通報がありました。 消防や警察によりますと、高架橋の「のり面」のコンクリートを補修する工事中に、高さ約7メートル、幅約7メートルに渡って土砂が崩れ、近くにいた男性作業員3人のうち2人が巻き込まれました。このうち、52歳の男性が意識不明の状態で病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 巻き込まれたもう1人の62歳の男性は左足にケガをしていますが、軽傷だということです。 近くに住む人は「数日間工事していると思っていたが、この辺りで土砂崩れは聞かないのでびっくりした」と話しています。 この事故の影響で神戸電鉄は小野ー粟生駅間で運転を見合わせていて、バスによる代替輸送を実施しているということです。また、12日中の再開の見込みはないとしています。