【飛翔の1年】21歳のホープ!熱海富士2024年初優勝への決意(2023年12月28日放送「every.しずおか年末SP2023」)
広島県で行われた大相撲の冬巡業。ひときわ注目を集めていたのが2023年、急成長を遂げた熱海富士です。地方巡業は力士を間近で見ることができる貴重な機会とあって、熱海富士のまわりにはサインを求める多くのファンが集まります。
(熱海富士) 「ことしは十両から落ちたところから始まって、休場したり、優勝決定戦を幕内でやらせてもらったり、いろいろな初めての事を全部経験した一年でした」 熱海市出身で相撲の名門、沼津市の飛龍高校に進学した熱海富士。伊勢ヶ濱部屋に入門し、2020年に初土俵を踏んでからわずか2年で幕内に昇進。身長186センチ、体重181キロの大きな体格を生かした豪快な相撲で、2023年の秋場所と九州場所では、ともに11勝4敗の好成績を残し、2場所連続で優勝争いを演じました。九州場所を終えて、地元・熱海に凱旋した際は約1000人の市民らが出迎えました。ふるさとの熱狂ぶりに感激したといいます。 (熱海富士) 「みなさん『おめでとう』と言ってくれたり『お帰り』と言ってくれたり、熱海に帰ってきて、皆さんがあたたかく迎え入れてくれてうれしかったです」 わずか1か月足らずで全国14か所をまわる大相撲の冬巡業。ハードなスケジュールですが、熱海富士はファンサービスを欠かしません。この日は、巡業恒例の“髪結い”のモデルとして登場し、持ち前の愛くるしい笑顔で観客の心を掴みます。それでも、取り組みが始まると、表情は一変。 (観客) 「熱海富士~!熱海富士~!」 大きな歓声を背に、迫力ある相撲を披露!三役経験もある「明生」を「寄り切り」で破り広島のファンを沸かせました。 真価が問われる2024年へ。初優勝を目指す熱海富士の決意とは? 2場所連続で優勝争いを演じ、大きく飛躍を遂げた21歳の熱海富士。2023年、最も記憶に残った“一番”を聞いてみると… (熱海富士) 「9月(秋)場所の優勝決定戦ですかね…」 熱海富士があげたのは、大関・貴景勝と対戦した秋場所の優勝決定戦。大関が立ち合いでまさかの“変化”、熱海富士は前日まで“単独トップ”に立っていましたが、静岡県内出身力士として初の幕内優勝まであと一歩届きませんでした。
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