「逆境にも強いなんて無敵すぎる」大谷翔平がブーイングを歓声に変える7号ソロ 球団の日本出身選手最多HRに並ぶ
◇MLB ドジャース12-2ブルージェイズ(日本時間27日、ロジャース・センター) 【画像】右肘のリハビリのためキャッチボールをする大谷翔平選手 ドジャースの大谷翔平選手が敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し初回に7号ソロを放ちました。 カード初戦のこの日、大谷選手が第1打席に向かうと場内の観客からはブーイングがおこります。オフにFAとなった大谷選手の移籍先としてうわさされていた球団の1つがブルージェイズで、現地記者が「ブルージェイズと契約することになりそうだ」や、「大谷はトロントへ向かっているようだ」とリポートし、ブルージェイズ入りが秒読みなのではと騒がれました。後に誤情報として、記者は謝罪。大谷選手もドジャースへと入団し、カナダのファンはぬか喜びとなりました。 そのため生じたと思われるこの日のブーイング。投手がストライクを奪うと、逆に歓声がおこりました。それでもカウント1-1から迎えた3球目、スライダーをとらえると打球はライトフェンス奥のブルペンに飛び込む先制の7号ソロホームランとなりました。 打球がフェンスを越えるとブーイングは歓声に変わり、しばらくするとまた再びブーイングに。大谷選手は表情を崩さずベースを一周し、ベンチでは笑顔でチームメートとハイタッチしました。さらにこの一発がドジャースの日本出身選手最多に並ぶ7本目のホームランとなり、これまで単独トップだったロバーツ監督とも笑顔でハイタッチする様子が見られました。 この日の大谷選手は5打席に立ち4打数1安打1四球1打点。打率は.358からわずかに落とし.354となっています。SNSでは、「大谷選手はやはりカッコいい」「逆境にも強いなんて無敵すぎるでしょ」「メディアが勝手に報じてブーイングされるなんてとんだ災難やな大谷さん」「大谷さんにとっては敵地での満員の観客とブーイングが最大のアドレナリンなんだな」といったコメントが寄せられています。 大谷選手は同28日に行われるカード2戦目で花巻東高校の先輩・菊池雄星投手と対戦する予定です。