バレー女子・古賀紗理那のサーブに宿る”凄み” キャプテンとしての頼もしさを同郷の元日本代表が語る ネーションズリーグ
福岡で熱戦が続くバレーボールネーションズリーグは、今週、女子の試合が行われます。キャプテンとして日本を引っ張る古賀紗理那(こが さりな)選手の凄さについて、同郷の元日本代表リベロがたっぷりと解説します。 【写真を見る】同郷の「先輩・後輩」ツーショット 古賀選手と小幡さん 熊本信愛女学院高校時代から、世代を代表する選手として名を馳せてきた古賀紗理那選手。 パリオリンピックの出場権がかかるネーションズリーグでは、6月1日までの8試合中7試合でチーム最多得点をあげています。 大車輪の活躍を見せる古賀選手について、熊本県上天草市出身、元日本代表リベロの小幡真子(こばた まこ)さんに話を聞きました。2人は、2021年の東京五輪までともにプレーした間柄です。 元日本代表 小幡真子さん「『真子さんの地元(上天草市)は海しかないやん、私は大津町で交通ルート長けてるから、空港あるし』そういうマウントを取ってくる」 自身より4歳年下の古賀選手は今、代表チームのキャプテンになりました。小幡さんは、その姿を頼もしく見ています。 小幡さん「紗理那が頑張っているから私たちも頑張ろう、と思わせてくれるようなキャプテン。紗理那もそれを分かっているからこそ、『紗理那さんに言われたから頑張らなきゃ』と年下の選手たちは思っていると思う」 また、プレーの面では「サーブ」に磨きがかかったと評価します。以前から緩急のある”嫌らしいサーブ”を打つという古賀選手。凄みが増したポイントは「サーブに行く打つポジションに行く速さ」にあると言います。 例えば5月17日、ドイツ戦での日本の得点シーンでは、古賀選手はハイタッチの輪に加わることなくサーブを打つ場所へ向かい、自らスパイクを決めた時も足早にサーブのポジションに向かっていました。その理由について、小幡さんは次のように話します。 小幡さん「対戦相手のフォーメーションやコーチ・監督の仕草をちゃんと見て、一番効果があるところに打っているという印象があります」 小幡さんは、タフな戦いに身を置く後輩を優しく気遣います。
小幡さん「頑張っている人に頑張ってと言いたくない。各国で1週ずつネーションズリーグはやっているので、本当に身体だけは気をつけてくださいと言いたいです」
熊本放送
【関連記事】
- “マブダチ”は日の丸を背負った バレー男子日本代表・宮浦健人の同級生 地元バレー部監督として見守るネーションズリーグ
- 「頭を前、正座した格好で…」両手足をひもで縛られ、口と鼻は粘着テープで塞がれていた元・城南町議 強盗殺人事件から3年、犯人逮捕至らず 熊本
- 「女が学生に液体をふりかけ、奇声をあげている」熊本大学で19歳の女子大学生に液体をかけ髪を引っ張った34歳の女を暴行の疑いで現行犯逮捕
- 「家内には見せられない。見たら死ぬと思う」犯人からの手紙で知る娘の最期 父親の終わらない哀しみと後悔
- 『なんで私達のときなんだ』『人形じゃないんだからな!』『顔面偏差値低いよね デブだよね』『やっとこの日がきた』 【言葉で振り返る2023】