ハウスメーカーの標準仕様でOK。「対面キッチン」の背面を工夫して、想像以上の使いやすさに
人気の対面キッチン。背面部分をどうレイアウトするかで、使いやすさが大きく変わります。ここでは、3年前にハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターの成功事例を紹介。設備自体は標準仕様のもの。使うシーンをイメージして、壁面側を冷蔵庫、つり戸棚のあるカウンター、家電収納、パントリーの4つに分けるレイアウトにしました。すべての作業がスムーズに行えます。
新居ではキッチンの壁面側のレイアウトを工夫
筆者は妻と子ども2人の4人家族。3年前にハウスメーカーで延床面積38坪、総2階の注文住宅を建てました。 LDKと水回りは1階に配置。キッチンはカウンターのある対面式にしにました。キッチンカウンターの先にはシンクと調理台、IHクッキングヒーターがあります。これらも使いやすいのですが、筆者が工夫したのはキッチンの壁面側のレイアウトです。 壁面側は冷蔵庫、つり戸棚のあるカウンター、家電収納、パントリーの4つに分かれています。このレイアウトにしたことで、とても使いやすいキッチンになりました。さっそく使い心地のよさを紹介します。
冷蔵庫は玄関からも2階からも最短の場所に
買い物をして帰ってきたら、すぐに食品を冷蔵庫にしまえるように、冷蔵庫は動線のいちばん手前に置きました。 また、冷蔵庫のそばには2階へ上がる階段があります。朝、2階から降りてきてわざわざキッチンの奥まで行かなくても、飲み物を取り出せるのも便利です。 ただ、今の冷蔵庫はドアの開く向きにちょっと不満もあります。というのも、ドアが左開きのため、あけるとキッチンの通路をふさいでしまうのです。前のアパートで使っていたものを持ってきたので仕方ありませんが、次に買い替えるときは、ドアの向きに注意したいと思っています。
つり戸棚のある背面カウンターは調理中も大活躍
冷蔵庫の隣にあるのは、つり戸棚つきの背面カウンターです。ちょうどキッチンの作業台の真うしろにあります。 背面カウンターは高さ85cmと使いやすい高さ。奥行きも65cmあります。この背面にあるカウンターは、料理中に作業台が、食材や調理器具でいっぱいになっているときなど便利です。 料理を一時置きすることもできますし、とても貴重なスペースになっています。ちなみにこのカウンターの下には、普段使う食器やカトラリー類を収納。 備えつけのつり戸棚も使い勝手がいいです。ここには湯呑やコップ類、来客時やイベント時に使用する食器類などを収納しています。 つり戸棚は便利な一方で圧迫感を感じがちですが、筆者宅のつり戸棚は背面カウンターに対して奥まった位置(奥行き37㎝)にあるので、圧迫感はあまりありません。