「みんなで協力してできたので楽しかった」障害がある子どもたち 動物を見ながら体を動かそう 『ロゲイニングアニマルラリー』開催
障がいがある子どもたちに楽しみながら体を動かしてもらおうと、チェックポイントを回ってその得点を競うゲームが先日、高知県香南市の、のいち動物公園で行われました。その名も「ロゲイニングアニマルラリー」です。 【写真を見る】「みんなで協力してできたので楽しかった」障害がある子どもたち 動物を見ながら体を動かそう 『ロゲイニングアニマルラリー』開催 (参加者) 「あったあった!これやないが?」 「ロゲイニングアニマルラリー」は、時間内にチェックポイントを回って得点を集めるスポーツ、「フォトロゲイニング」をアレンジしたゲームです。高知市スポーツ指導員連絡協議会障がい者スポーツ部が、楽しみながら子どもたちに体を動かしてほしいと企画し、発達障がいや身体障がいがある小学1年生から高校2年生までおよそ40人が参加しました。 園内45か所に設置されている二次元コードを見つけ、その得点を競いますが…。 チェックポイントにある動物クイズに関するスタンプラリーも完成させないと失格になるため、動物に親しみながら回ることができるのも「ロゲイニングアニマルラリー」の魅力です。 (参加者) 「ハイエナでかっ!思ったよりでかいな」 中には思わぬところに隠れた二次元コードがあり、見つけた時の喜びもひとしおの様子。子どもたちはチームで協力し楽しみながら体を動かしていました。 (参加者) 「みんなで協力してできたので楽しかった」 「走って移動するのが楽しかった」 Q.1位になれそう? 「2、3番くらいはいけそう」 (参加者) 「楽しかったしおもしろかったけど難しかった」 「楽しかったことはみんなと一緒に回れたことです。ハシビロコウがずっと止まっていたのですごかったなと思った」 (高知市スポーツ指導員連絡協議会 障がい者スポーツ部 寺尾恵理佳 部長) 「通常のお子さんたちと一緒にやると『できないな』、『遅いな』とか『失敗した』とか悔しい思いをすることが多いと思うけど、こうやって同じ仲間と一緒にゲームで楽しめるっていうのはすごくよかったんじゃないかなと思う」 主催者は今後も障がい者のスポーツ振興に努めたいとしています。
テレビ高知
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