平野莉玖「“決断力”と“行動力”さえあれば何でもできる」音楽活動、アパレル業、そしてドラマ初出演…やりたいことを実現させるコツとは?<さっちゃん、僕は。>
TBSドラマストリームにて現在放送中の「さっちゃん、僕は。」(毎週火曜夜11:56-0:26※一部地域をのぞく。放送時間は変更になる場合があります、TBS系/Netflixにて先行配信)。本作は、FANTASTICS・木村慧人主演、朝賀庵による同名漫画(朝賀庵/集英社ジャンプコミックス刊)の実写ドラマだ。大学進学のために地方から上京した片桐京介(木村)を主人公に繰り広げられる、地元の彼女か、都会の人妻か…不倫で始まる、破滅的な恋の物語となっている。今回WEBザテレビジョンでは、片桐の友人・文也役でドラマ初出演の平野莉玖にインタビューを実施。ドラマ初出演の感想や役との共通点、また、やりたいことを実現していくコツやそのルーツなどに迫った。 【写真】平野莉玖、撮り下ろしショット(6枚) ■高校時代、実際に遠距離恋愛中だった友人に「羨ましさ」も? ――今回がドラマ初挑戦ということで、オファーが決まった際の率直なお気持ちをお聞かせください。 平野:何よりうれしい気持ちが一番大きかったのですが、同時に不安もありました。僕自身、お芝居の経験は多くないので、とにかく自信がなくて。でも、監督さんがいい方で、すごく楽しい現場だったこともあって自然なお芝居ができたかなと思っています。 ――実際に出演してみて、周りからの反応はいかがでしたか? 平野:本当にうれしいお言葉をたくさんいただきました。ファンの皆さんからのコメントはもちろん、母親や運営するアパレルブランドのスタッフからも、「よかったよ!」と直接感想を言ってもらえてうれしかったですね。僕は照れくさくて、「あざっす…」ぐらいしか返せなかったですけど(笑)。 ――Xなどでも、平野さんの自然なお芝居に多くの反響がありましたが、リアルな大学生を演じるために何か参考にしたことはありますか? 平野:大学も通ったことがないので、「自分が大学生になっていたら、きっとこんな感じだったんだろうな」と想像しながらお芝居をしました。でも、意識して演じたというよりは、大学構内に入ったら、自然と大学生の気持ちになったんですよね。なので、かなり素に近い感覚でした。 ――演じられている文也は「プレイボーイに憧れる男の子」ですが、文也と似ているなと思う部分はありますか? 平野:僕も恋愛に対して、ガツガツとアプローチをする方ではないので、劇中でのプレイボーイな友人・黒磯朝日(のせりん)くんのことを「すげえなあ」という目線で見ていますね(笑)。恋愛における感覚は、文也に近いと思います。 ――作中では、遠距離恋愛中の主人公・片桐に、その難しさを吐露するシーンなどもありましたが、平野さん自身は「遠距離恋愛」についてどう思いますか? 平野:どうなんでしょう(笑)。遠距離恋愛はしたことがないので、何とも言えないですね…。でも、高校生のときに遠距離恋愛をしていた友達が身近にいて、「今度夏休みに会いに行くんだ!」みたいな話を聞いていると、羨ましさはありました。大変なこともたくさんあると思うんですけど、会えたときにより一層うれしさが増すんだろうなと考えると、素敵ですよね。 ■「次世代の子たちの背中を押せるようなアーティストになりたい」 ――現在はアパレルブランドのオーナー、音楽活動、そして俳優業…と多岐にわたって活躍されている平野さんですが、事実、大変お忙しいのではないですか? 平野:そうですね(笑)。忙しくさせてもらっています。ただ、本当にすべてのお仕事が楽しいんですよね。いろいろなところで新しい刺激をいただくので、常に新鮮な気持ちで挑んでいます。 ――まさに、「自分のやりたい事を全力で挑み続ける人生」を体現されている平野さんですが、やりたいことを実現させていくコツは、ずばり何でしょうか? 平野:“気合”じゃないですかね? 失敗を恐れず、まずはとにかく一回チャレンジしてみることが大事だなと思います。これまでに、やりたいことがあっても何もせずに諦めてしまう人を多く目にしてきたので、「“決断力”と“行動力”さえあれば何でもできるんだぞ!」という姿を、僕が率先して、今そして次の若い世代に見せていきたいなと思っています。 ――そのような考えを持つようになったきっかけはあるのでしょうか? 平野:基本的には元々の性格だと思います(笑)。でも、そんな強気な僕も高校生のときに、アーティスト活動を一度辞めているんですよね。それから数年後に、「BANTY FOOT」さんの「交差点」という曲に勇気づけられたことをきっかけに、音楽活動を再開しました。その時に彼らと同じように、今度は僕が次世代の子たちの背中を押せるようなアーティストになりたいという思いを持つようになりましたね。 ■幅広い活躍をみせる平野が、今一番“挑戦したいこと” ――そんな平野さんが、今一番やってみたいことは何ですか? 平野:いろいろあるんですけど、俳優業でいうと“挑戦”という意味で、自分の性格とはかけ離れた役を演じてみたいですね。例えば、すごくクールなタイプや、サイコパス的に狂っている人とか。そういう役こそ演技力が試されると思うので、挑戦してみたいなと思います。また、アーティスト業とアパレル業においても、やってみたいことはまだまだありますね。僕は自分を“無色透明”だと思っていて、ジャンルに縛られず、コンセプトはそのときそのときで変わるんです。だから、今後もたくさんのジャンルに挑んで、もっともっと自分の強みを見出していけたらいいなと思っています。 ――まったく新しい挑戦でいうと、何かしてみたいことはありますか? 平野:これ以上自分の好きに行動するといろいろと迷惑をかけちゃうからな…(笑)。でも、強いて言うなら、「格闘技」ですかね! 普段はアパレルブランド関連のデスクワークがメインなので、意外と体がなまっていたりするんですよね。そういう意味でも、トレーニングがてら格闘技も習おうかなみたいな(笑)。 ――改めまして、出演中のドラマストリーム「さっちゃん、僕は。」は後半戦となりますが、これからの見どころを教えてください。 平野:後半は、いろいろな人を巻き込みながら、主演の木村(慧人)くん演じる京介を筆頭にびっくりするようなストーリー展開がたくさんあります。そして、一応“癒しキャラ”としてやらせていただいている僕(笑)、文也も「こうなるの!」と驚きの展開が待っているので、最後までしっかりと見届けてほしいなと思います。 ◆平野莉玖スタイリスト=日夏(YKP)